エチオピアの織技術−アムハラの織師を事例に
エチオピアの主要民族であるアムハラの織機は、製織作業時に織師の足がくる位置に穴が掘られた足踏み式の水平機である。織師はこの「穴機」を用いて透けるように薄く真っ白な木綿布を製作する。このような「穴機」はエチオピアに限らず、エジプトやイエメンなどでも使用されていることを報告した。
大阪芸術大学紀要『芸術文化研究』
(第15号
2011