美術制作における芸術的知性の涵養
美術制作および鑑賞において働く芸術的知性の内実について考察したもの。特に制作者の思考のプロセスを言語化し、制作者の感覚が伝わるとはどのようなことを言うのかを明らかにした。そのうえで、芸術的知性を涵養するためには、感覚を立ち上げる事物に深く触れることが必要であること、それゆえに、自らの手で素材や道具とやりとりしながら実際にものをつくることが重要であることを論じた。
美術・工芸の制作・教育・実践研究
長岡造形大学美術・工芸学科
2021