フレーム概念に基づく都市の様相の分析とモデル化 : 都市の様相の解読とそのデザイン方法に関する研究(その4)
北雄介・門内輝行
(その1)の実験で被験者の記した6,833の言葉を、定性的かつ多角的に言語分析した。我々の記憶や予想をつくりだすシステムとして「フレーム」の概念を導入し、街路において把握された様相も、その人がそれまでに蓄積してきた記憶に基づいたものであることを示した。フレームについての理論は認知科学や人工知能の分野から取り入れており、また私独自の理論モデルを提示した。
日本建築学会計画系論文集
Vol.79
No.696
2014