名張市の「旧町」と呼ばれる旧市街地で長年親しまれてきたクリーニング店の店舗跡を利用し、今年3月に「まちの図工室」と名付けられたモノづくりと交流の拠点が誕生した。
東京藝術大学が進める、アートを通じて「共生社会」を目指す取り組み「ART共創拠点」の一環で、プロジェクトに参画する新潟県の長岡造形大学が運営。
長岡造形大学の助教で立体造形のアーティストである山口貴一さんが名張市に移住し、「管理人」として日々の活動を担っている。
「元クリーニング店」を繋いだのは同じく名張市で空き家を活用したコワーキングスペース「FLAT BASE」を運営し、空き家の利活用問題とまちづくりに取り組む一般社団法人「つなぐ」。
創作活動の拠点としての役割に加え、創造を通した地域交流を場、出会いの場、学びの場などの役割も持つ。
誰でも利用が可能で、現在は、地元の人が趣味の絵画を活かしたWS等を開催。
地域の子どもたちが足を運び気軽にアートに触れる他、長岡造形大学の学生らが訪れ制作活動を行うことも。