大学生による木のものづくり活動参加者の意識に関する研究—京都府南丹市美山町の木匠塾を事例として−
羽原康成*, 戸田都生男, 松原斎樹, 木原浩貴, 淡路谷直季
本研究の目的は, 建築系大学生の美山木匠塾の参加経験が, 地域振興や環境保全に関わる意識と行動に及ぼす影響を明らかにする事である。アンケートの回答者の90%以上が満足側の回答であり, 活動の満足度は高かった。また, 間伐材によるものづくりは, 地球環境の保全に良いという学びになっていた。さらに, 地域の自然や, 地域住民との交流は, 参加者にとって魅力的な経験であり, 地域住民との交流が, 人や地域に貢献する意識を高めていた。
人間と生活環境
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2021