本研究は,非劇物かつ市販品のみを用いて,家庭や学校でも安全に再現できる透明性木材の作り方を確立し,その手法を教材化して大学生のデザイン教育と小学生の体験学習に展開する。透過率T,ヘイズH,色差ΔE*を用いて品質を評価し,SDS順守,pH6~8,成功率80%以上,T・Hの変動係数15%以下を基準に安全性と再現性を検証する。さらに,新潟県上越市高田と京都府南丹市美山町の二拠点で作品実装を行い,設置・保守条件を整理する。木匠塾を主軸にアンケートとヒアリング,参与観察を通じて教育効果を把握し,冊子教材,公開記録,設置・保守指針を整備することで,透明性木材の教育起点の社会実装モデルを構築する。