和釘と洋釘を併用する建物
和釘と洋釘を併用する建造物について修理工事報告書、調査事例の紹介を通して、建築時期、和洋釘使用箇所の相違などを検討した。和洋釘の併用は明治時代初期に始まり、一般に明治10年代前半から見られ、後半期までに集中する。和釘から洋釘への転換には移行期間があり、和釘は通常望見がかなう箇所や、力のかかりやすい箇所などに遅くまで残り、大量に釘を用いる壁中などは早い段階から洋釘へ転換したことなどを明らかとした。
2016/06