文書にみる相馬御風宅の建築工事の概要 新潟県指定史跡 相馬御風宅の調査研究 その2
相馬御風宅は新潟県糸魚川市を代表する文芸人・相馬御風(1883-1950)の自宅で、昭和3(1928)年8月の糸魚川大火により焼失した自宅を再建した際の関係文書が残されている。文書の内容を整理した結果、大工賃金の21%を前金で支払った可能性が高く、この前金は地縁・血縁関係者、友人等から集まった類焼見舞で賄える金額であり、近代の地域社会における相互扶助の一端を垣間見ることができることを明らかとした。