触知による形状の認識や操作は習慣化した動作、自動車等の運転操作、災害時等非日常化での操作、視覚障害者の日常動作等多くの場面で行われている。しかし形状の知覚や認識の研究は視知覚を中心としたものが殆どであり、触覚を主とした研究を認知心理学やアフォーダンスの視点から行われたものは少ない。そこで本研究は人間が触知の際にどのような探索行動を行い、形状を知覚、認識、理解するかについて基礎的研究を行ったものである。人間の触知行動を把握するため、単純な立体と実商品を持たせ、どのように操作し、また認識したかを観察する実験を